蝉にはなれない

マジメに 恋に明け暮れる 予定だった


コミック本で 花の女子高生の恋愛事情を


みっちり 予習してきたのに


蓋を開ければ


気になる人さえ いない


誰にも 心惹かれず だった


全くの拍子抜け


恋愛不作だった あの頃


ラブストーリーを 起承転結してみる事


一番 憧れてた時期だったのにね


どうでもいい誰かを


無理矢理好きになれちゃう 女優魂は


手の内の カードには 一度だって 持ち合わせず


夢に夢見てた


「憧れのあの人がいる毎日」は


遂に 成就せず


お目当ての誰かを 追っては はしゃぐ子達が


ちょっぴり疎ましく 羨ましかった


そして 今


こんな 華やいでしまっている


不完全燃焼のまま 走り抜けて来てしまったから?


青春時代のエピローグ 空白のままだからなの


なにを いまさら


ミンミンゼミには なれないまま


だけれど


静か 焦がれる 蛍になら なれるよね




*「鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」からの引用です。決して自分を美化して蛍に見立てている訳ではなく、地味に静かに想いたい と言う意で取り入れてみました。多少へんてこ表現を好むわたしですが 笑、イキがってるつもりは全くありません。誤解を招きすみませんでした。